« 『あの雲、持って帰りたいわ。』 | Main | やっぱりなぁ~。 »

May 31, 2005

最後の写真。

050512-postcard
『8月のクリスマス』前売鑑賞券のオマケのポストカードと、ツアーグッズのマグカップ。このポストカードはとても気に入っている。凄く自然でいい。オーガスタのHPのアーティスト写真もこのくらい何気ない美しい写真だと良いのにな(笑)。

『8月のクリスマス』(韓国オリジナル版)はもう既に2回観ているのだけれど、何だかまた急に観たくなって…『ジョゼと虎と魚たち』と一緒に借りて来た。以前に観たのは字幕だったので今度は日本語吹替えの方を借りて来た。これも内容を知りたくない方はこの先、でぃんじゃらぁーす…です(笑)。

写真館に遺影を撮りに来るおばぁちゃんが可愛いなぁと、観るたび思う。家族に囲まれて写真を撮っている時も可愛いのだけど、ピンクのチマチョゴリを着てお化粧をしなおして、昼間撮った写真を撮り直してほしいと、後で1人でお店にやってくるおばぁちゃん。「お葬式に使う写真だから綺麗に撮ってほしい」と、少し恥ずかしそうに、でも穏やかな笑顔が、とても可愛い。人の最後って色々あるけれど、長生きをして心の準備が出来てる人って、こんな感じなのかなぁと思った。あんな笑顔を観ると、幸せな人生を送ってきたのかな~と、とても優しい気持になる。
自分が間もなく死んでしまうと分かっていたら、やっぱり主人公と同じように、大切な人は悲しませないよう何も告げずにいくのかな。主人公が万年筆を掃除して、彼女に手紙を書くシーン。台詞は一言もないけど、とても心が伝わってくる。でも、韓国版では、あの手紙が投函されたような様子はない。彼女の写真と一緒に箱にしまってしまう。ラストの彼女のあの微笑みは、その事実を知らずにいる…気がするのだけど。日本版は…(モゴモゴモゴ…)…。観てからのお楽しみなのかな。


自分の命が「あとこれくらい」って分かっているのと、突然消えてしまうのと、どっちが辛いだろう?突然…消えてしまったら…そう考えて、ふと…1人の男の子のことを思い出した。
高校生の頃、同じクラスの隣りの席だった男の子が、ある日突然亡くなった。その日は確か土曜日で、教育実習の先生がカリキュラムを終えて大学に帰る前日で、クラス全員での記念写真を撮った。写真部だった私が、シャッターを切った。その時のクラスの写真が、その男の子の最後の写真になった。午後1時頃に、階段の踊り場で「さよなら~」と手を振って笑顔で別れた。それが最後に見た彼の姿だった。彼はそのおよそ1時間後に自転車で下校途中、大型トラックの左折に巻きこまれて、内臓破裂の重体で病院に運ばれたのだけど、数時間後には亡くなった。その日の、まだ明るいうちに電話連絡網で知らせを聞いて、その話が『夢』なんじゃないかと…しばらくは実感がわかなかった。ただ、手元にある、さっき撮影したばかりのフイルムは早く現像しなくては・・・そう思って、自転車をかっとばして写真屋さんに行ったっけ。私達は17歳だった。出来あがってきた写真の彼は、いつもと同じ変らない笑顔で、やっぱり夢なんじゃないかって思ってた。週明けの教室に、彼の姿はなく、私の右隣りの席はぽっかりと空いたままだった。あのフィルム、どこへやっただろう。そう言えば…、あれから一眼レフも触ってないな…(笑)。

『美しい思い出は写真と共に』・・・か(笑)。鈴木写真館特製アルバムの裏に書いてあった言葉(笑)。もっとちゃんと写真を勉強しておけばよかったな。私が撮ったあんな写真が最後の写真だなんて、あっちで「もぅちょっとマシに撮れんかったんかぁ~」って、あの子、怒ってるかもなぁ~(笑)。

|

« 『あの雲、持って帰りたいわ。』 | Main | やっぱりなぁ~。 »

Comments

実は1週間前に、ばぁさんが息を引き取った。。。
14年介護の仕事をしながら在宅介護の手伝いもして来て、
最後はあっけなく、安らかに逝った。。。
常日頃「最後、貴方の前で笑顔で居れたか?」が私のテーマ
である。。。

高校2年の期末テストの日。幼なじみが死んだ・・・。
原チャリ(スクーター)で田んぼに落ちて即死。。。
あっけない死だった(徹夜で勉強してたのか?居眠りだったのかな・・・)彼の遺影は、当時写真部だった私が、体育祭の日にとってあげた照れくさそうなハニカミ顔だった・・・。

「八月のクリスマス」残された者を想う主人公。。。
セツナスギル・・・(号泣)

Posted by: achipi- | June 01, 2005 at 12:10 AM

映画自体は、そんな暗い話じゃないんだけどね(笑)。優しさと温かさに溢れた作品だし。人がいつか命をまっとうするのも、産まれた時から分かっていることだから、当たり前と言えば当たり前なんだけど、「おさきでぇ~す」なんつって(言わないけど)うっかりしてる間に先にいかれた日には、置いてきぼりのワンコロな気分に陥ることも、あるにはあるねぇ。でもさ、同級生の彼に関しては、一緒に過ごした時間はあんなに短い(私はよく学校もサボってたしf^^;多分半年もないかも)のに、10年以上経ってもいまだに鮮明に覚えてるもの、人の心に残るって、そういう事なんだよね。

Posted by: 花音 | June 01, 2005 at 03:26 PM

わたしもあるよ。
突然逝ってしまった人。
わたしと別れて5分後だったらしい。交通事故だった。
朝、6時から電話があり、朝からあほな冗談よしてよって怒った覚えある。夕べ会ったばかりなのにって。
でも、本当だった、彼の死装束着せながら、現実なんだって・・・

「F」っていうまんがのセリフに「急ぐ人には急ぐ理由がある」ってのあったけど、本当にそんな人だった。日本に帰って来て2年だったけど、ノート2冊にぎっしり住所録があって、いつこんなに出会ったんだろうって、将来を有望視されたパテシエだったんだよ。
亡くなる1週間前に婦人画報という雑誌の取材もあったし・・・
もちろん、ボツになたけどね。
ほんといい奴だった。

「8クリ」のオリジナルは見ていないんだ。真っ白で見たくてね。
でも、この作品、わたしにはチト辛いよ。

Posted by: 木の精 | June 02, 2005 at 01:30 AM

撮影中に山崎さんも、主人公が病んでいるところが本当に痛くなったらしいですね(笑)。
いつもライブで元気いっぱい唄ってくれて、あんなに沢山のファンを幸せにできるなんて、凄い人だなぁとつくづく思いますわ。もうちょっとだけ・・・身体は大事にしてほしい(笑)と余計な心配してしまう今日この頃。。。

Posted by: 花音 | June 03, 2005 at 12:25 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/72780/4359460

Listed below are links to weblogs that reference 最後の写真。:

« 『あの雲、持って帰りたいわ。』 | Main | やっぱりなぁ~。 »