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January 03, 2006

あ、どぉも。犬です。

やぁ 〜、なんや吠えてはる声が聴こえるなぁー思ったら、ラッキーはんやないの。えっ?違うの?060103213633.jpg


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あ、どぉも、犬です。突然ですが・・・昔、飼われていた飼い主の話してもいいですか。僕の名前はテツ。血統書付きの柴犬です。飼い主は海の近くに住む兄妹でした。僕は覚えていないんですが、ブリーダーさんとこの子犬のゲージに6匹いた兄弟の中から、「どの子にする?」と相談していると、まだ目も見えていないのに他の子犬を掻き分けて前に出てきたのが、僕だったそうです。多分・・・お腹すいてたんでしょうね。
成犬になる頃まで、僕はドッグショーに出てました。なんでも、僕のお父さんが日本一になったことがあるらしくて、ブリーダーさんにすすめられてたんだそうです。ところが、僕、柴犬にもかかわらず、しっぽを持ち上げるのが苦手で、ついつい狼さんのようにだらりとしっぽを下ろしてしまう癖があったんです。下りているしっぽを見つけると、飼い主は、僕の背中をとんとん!っと人差し指でノックして、「こら!てつくん、忘れてるぞっ!」と注意してくれました。よいしょっ!っと持ち上げると飼い主が誉めてくれるので、頑張って持ち上げるようになりました。ショーでは何度か入賞できて、トロフィーっていうのももらいました。すごぉ~く誉めてもらいました。でも、実は僕、あまり犬が沢山いるとこ好きじゃないんですよね。うるさいじゃないですか、あいつら。広~い砂浜で思いっきり飼い主に遊んでもらうのは楽しいけれど、知らない犬が沢山いるフェンスに囲まれた場所で、じろじろ見られながら順番をついて歩かされるのは嫌いだったんですよね。飼い主も、見栄の張り合いみたいな気がしてたらしく、だんだん面倒になって、そのうちショーに出るのはやめました。
飼い主の妹の方は、僕をよく夜中の散歩に連れて行ってくれました。なんでも、受験生とかいうのをやってたときに、気分転換に走るとスカッとするとかしないとかで。いつものグラウンドまで走って、いつもの場所に腰掛けて星を見上げながら、何かぶつぶつ僕に話かけてきてたっけ。僕、難しいことよくわかんないから、ただじぃ~と話を聞いてるふりをしてました。話があんまり長いので、僕が前足で、ねーちゃんの肩をトントンってすると、「帰りたいの?」って言いながら頭をなでてくれるのでした。でも、話はつづくんだよね・・・。
僕の飼い主は、僕と同じで独りが好きみたいでした。冬も夜中の散歩はよくやってたっけ。裏の田んぼが真っ白になる頃、ねーちゃんは防寒着を着こんで雪原に背中から倒れこんで、大の字になって眠るのが好きで、僕もそれに付き合わされてました。雪はどんどん降り積もるのに、本気で寝ちゃうから起こすのが大変だったなぁ。顔なめたくらいじゃ起きてくれないんだもの。雪が止んで、月が出てる時は必ず散歩に行ってたっけ。真夜中なのに明るくて、表面だけ凍った雪原をそぉ~っと、足が沈まないように歩くのも面白かったなぁ。明け方、日が差すと表面が融けてきて膝まで埋もれちゃうの。

僕が死んだのは、ねーちゃんが神奈川県にいる時で、おかーさんが電話で知らせたんだって。僕は生まれて2週間でこの家に来て、14歳まで生きた。最後は老衰だし、犬にしたら、まぁ普通の寿命なのかな。でも、僕が死んで以来、僕の飼い主は、動物を飼わなくなった。動物好きなのは周りの人も知ってるから、子犬をもらってくれないかって話がきたりするらしぃんだけど、僕のこと思い出すみたい。なんかさ、今でも、僕のことすっごく好きみたい。僕ね、今度生まれ変わったら、人間になって、ねーちゃんと本当の姉弟になりたいな。そんときは、長~い話もちゃんと聞いてあげられると思うから。

Posted by: テツ@柴犬 | January 08, 2006 at 03:15 AM

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